USBメモリー セキュリティ
USBメモリーとは
USBメモリとは、USBポートを用いてデータを転送する、補助記憶装置の1つです。データの記録にはフラッシュメモリが使われ、2007年5月現在では記憶容量は8MBから64GBの大容量のものまで利用されいます。電源を切ってもデータは消えず、外部電源が不要とうのが特徴です。また、Windows
VistaではReadyBoostという新機能を搭載し、USB2.0対応の高速USBメモリなどを用いてその記憶領域をキャッシュメモリとして使用することが可能になり、今後はキャッシュメモリとしての利用も増えてくると思います。
USBメモリーのセキュリティ方法
USBメモリーは容量が大きく、コンパクトで持ち運びに便利ですが、盗難・紛失が起きてしまった場合、一気に情報漏えいの危機に直面します。最近ではUSBメモリへのセキュリティ対策が重要な課題となりつつあります。現在では、大きく分けて下記のような2つの方法がセキュリティには有効とされています。
・本人判定ができる指紋認証(バイオメトリクス指紋認証※)
- USBフラッシュ本体に「指紋認証」半導体センサーを搭載していて指一本で個人を識別して紛失や盗難による情報漏えいといったリスクを軽減する。“BUFFALO
ClipDrive Finger! RUF2-F”(バイオメトリクス指紋認証※)など。
メーカの公表されているデータでは、他人受理率0.0001%以下、本人拒否率0.1%以下でかなりの精度があります。※「バイオメトリクスとは生理的あるいは行動の特性に基づくヒトを認識する自動的な方法(Biometrics are automated methods of recognizing a person based on a physiological or behavioral characteristic.)」、個人の体や行動の特徴を利用して認証を行う方法。
・データの暗号化
- 内部に保存したデータを暗号化することによって紛失や盗難による情報漏えいといったリスクを軽減する。特定のUSBメモリーとPCの組み合わせによって復号できる鍵を生成することで、仮にUSBメモリーが第三者の手に渡っても、ほかのPCでは復号できなくできます。
Windows ReadyBoost (ウインドウズ レディブート)とは
Windows ReadyBoostとは、USBメモリーなどのフラッシュメモリをリードキャッシュとして活用するWindows Vistaからの新しい機能です。
フラッシュメモリはハードディスクよりもデータへのアクセス速度が速いのでハードディスクから頻繁に読み出される情報を、フラッシュメモリにキャッシュすることで、アプリケーションの起動などが高速化されます。
メインメモリーを搭載できる上限が低いノートPCなどで活用することで、メモリ不足による大幅な性能低下を防ぐことができます。
注)ReadyBosstに使用できるフラッシュメモリは高速タイプが必要です。
性能が足りないフラッシュメモリをReadyBoostに使用することはできません。