USBメモリー 指紋認証

USBメモリー 指紋認証

UUSBフラッシュ本体に「指紋認証」(fingerprint authentication)半導体センサーを搭載していて指一本で個人を識別して紛失や盗難による情報漏えいといったリスクを軽減する。“BUFFALO ClipDrive Finger! RUF2-F”(バイオメトリクス指紋認証※)など。
メーカの公表されているデータでは、他人受理率0.0001%以下(FAR(他人受入率:False Acceptance Rate))、本人拒否率0.1%以下(FRR(本人拒否率:False Rejection Rate))でかなりの精度があります。
※「バイオメトリクスとは生理的あるいは行動の特性に基づくヒトを認識する自動的な方法(Biometrics are automated methods of recognizing a person based on a physiological or behavioral characteristic.)」、個人の体や行動の特徴を利用して認証を行う方法。

バイオメトリクス認証とは

バイオメトリクス認証( Biometrics Authentication)とは、人間1人1人に固有の特徴、つまり「その人物であると認識するに十分な身体的特徴を使って認証を行う仕組み」のこと。認証システムをだますことが非常に難しいなどのメリットがあります。昨今は、キャッスカードにこの技術が利用されていてATMの時に指紋認証システムを利用したことがある方も多いと思います。
利用される身体的特徴は、指紋・手形・網膜・虹彩・声紋・顔・署名・手の甲の静脈パターンなどがあり、バイオ認証は静的生体特徴のみを対象にしています。

バイオメトリクス認証の標準規格:BioAPI

  • BioAP(Biometrics Application Program Interface)という指紋や網膜、虹彩などによって個人を識別するバイオメトリクス認証を用いるソフトウェアやハードウェア間で情報をやり取りするための標準インターフェース規格があります。
    BioAPI Consortiumで仕様が策定されています。

バイオメトリクス認証の精度について

  • バイオメトリクス認証の精度を示す表現として
    FRR(本人拒否率:False Rejection Rate)
    FAR(他人受入率:False Acceptance Rate)
    という数値で表されます。

    例えば
    FRR「高い」:本人が認証しているにもかかわらずエラーが起こる率
    FAR「高い」:他人が「なりすまし」しやすく詐欺などが起こる率

    ということで精度が分かります。

指紋認証以外のバイオメトリクス認証について

  • 顔認証(face authentication)
    人間の体の特徴を利用するバイオメトリクス認証の一種で、顔認識技術を用いて個人を認証するシステムのこと。顔認証は人の顔の画像データから特徴を抽出し、あらかじめ保存されたデータと照合することで個人を特定する。
  • 虹彩認証(iris recognition)
    眼球の黒目に現れる皺のパターンを識別して本人確認を行なう認証方式。
    人間の眼球の黒目部分には、瞳孔の外側に「虹彩」(アイリス)と呼ばれる環状の部分がある。ここには瞳孔を拡大したり縮小したりする筋肉があり、眼球の形成時に細かい皺が寄る。この皺は誕生する前から形成が始まり、2歳を迎える頃からほとんど変化しないことが知られている。
  • 静脈認証(vein authentication)
    手のひらや指先の静脈パターンにより本人確認を行なう認証方式。
    静脈パターンは人により異なり、大きさ以外は成長や老化などによらず生涯変わらないという特徴がある。静脈認証では、赤外線などを使って撮影を行なう手のひらサイズの読み取り装置を用い、利用者はこれに手をかざすだけでよい。装置に手を触れずに済むので衛生的である。
  • 声紋認証(voice verification)
    声の特徴で本人確認を行なう認証技術。
    人間の声は様々な周波数の音波の集まりで構成されており、時間、周波数、強度をグラフ化することができる。このグラフは指紋のように人それぞれ異なった特徴的なパターンを描くため、このパターンにより認証を行うことができる。

バイオメトリクス認証関連リンク

バイオメトリクスによる個人認証システム市場、2010年度には10倍に
http://journal.mycom.co.jp/news/2002/09/12/17.html

富士通、手のひらの静脈で本人を識別するマウス型認証装置開発
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/08/28/15.html

オムロン、CPU搭載の組込型指紋認証モジュールを発表 - 単体での利用が可能
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/03/29/20.html

銀行カードもパスワードも不要! 指紋・網膜認証方式のATM「iTeller」が登場
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/03/15/17.html

スライド方式で極小サイズの指紋認証センサー、携帯電話やPDAにも採用へ
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/03/13/18.html

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USBメモリーとは

  • 別名
    USBフラッシュメモリ, USB flash memory, USBフラッシュドライブ, USB flash drive, UFD,Universal Serial Bus Memory
  • 解説
    USBメモリは、USBポートを用いてデータを転送する、補助記憶装置の1つです。データの記録にはフラッシュメモリが使われ、2007年5月現在では記憶容量は8MBから64GBの大容量のものまで利用されいます。
  • 特長
    OSであれば、ドライバをインストールする必要がなく、電源不要、軽い・小さい・壊れにくい・低価格であり手軽に利用できる記憶装置です。
  • 対応OS
    Windows,Mac,Linuxなど

USB メモリー活用
(セキュリティ・暗号化・指紋認証)

USB メモリーの活用によってデスクトップ環境をそそまま持ち出せたりできる時代になりました。そこで、セキュリティ・暗号化・指紋認証など、新しい技術について解説を中心にサイトを構築していきます。Windows VistaではReadyBoostという新機能を搭載し、USB2.0対応の高速USBメモリなどを用いてその記憶領域をキャッシュメモリとして使用することが可能になり、今後はキャッシュメモリとしての利用も増加傾向にあり、その辺りも詳しく解説できればと思っています。

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